果物の味や風味がハッキリと”濃く”、美味しくなる。 海洋深層水の価値を伝えていきたい。

株式会社浜幸

代表取締役社長

濵田 幸広

COMPANY INTERVIEW

自社商品へのこだわり

先代である父が社長であった頃は、果物の加工メーカーも無く、お菓子に使える果物が意外と高知県に少なかったそうです。
そのため、当時は、出荷されない(規格外の)果物はそのまま廃棄されるしかありませんでした。それを見て、「もったいない、農家の役に立てるようなことをしたい」と思うようになり、それなら自分たちで加工からやってみようと、菓子メーカーとしては思い切ったチャレンジを始めました。
このような素材を活かしていこうという姿勢と、海洋深層水がマッチしたことで、今の商品たちは生まれたと言えるでしょう。
当社のゼリーは、果汁をふんだんに使用していることと、海洋深層水の糖移行の良さもあって、香料や着色料は使っていません。また、消費期限を無理に伸ばさない分、季節で作業も違っており、ゼリーの製造・仕上げは主に春夏、秋冬は果物の仕込みをしています。これらは全て、素材を活かしておいしく届けるための工夫ですね。

日々扱う中で感じること

消費者アンケート等では、果物の香りが良いといった声は多数いただけていますが、消費者の方には、海洋深層水の魅力はなかなか伝わりづらいのかもしれません。
しかしながら、ちゃんと「縁の下の力持ち」として、果物の香りを引き立てる重要な役割を担ってくれています。

一方、OEMの商品づくり等で同業の他社様とお話する時は、香りが引き立つ海洋深層水の魅力をしっかり推していっています。
先般、商品卸先の東北地方の会社さんから、「海洋深層水入り」を積極的にPRしたいというご相談もいただけ、海洋深層水の良さが伝わったからこそという実感を持てました。

今後の展望

海洋深層水は高知県(の室戸海洋深層水)に限らず、全国的にもっと周知されて欲しいと思っています。
私達は、お菓子作りにおいての海洋深層水の良さ(素材の旨味や香りが引き立つといった)の話はできますが、やはりその前段として海洋深層水そのものの価値がもっと正しく伝わって欲しいと思います。
そのためには、これからも海洋深層水の研究が進み、効果・効能が着実に証明されていくことが大切ではないでしょうか。

当社としては、海洋深層水にまだまだ可能性を感じているので、海洋深層水を使った商品開発は今後も検討していきたいと考えています。